空気調整と排気温度

60cmを超す薪をいれ、二次燃焼に移ると・・・

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薪と熾きがくっきり分かれ、シンメトリーの構図になりました。

昨夜の続きになりますが、炉内いっぱいの薪でおもしろい構図になったことだし
触媒の排気温度を測りながら炎を観察してみることにしました。

一次燃焼でストーブトップが250℃に達したので、ダンパーを閉め二次燃焼へ移行。
エアーを徐々に絞っていくと

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触媒が赤く輝きながら、炎は少し青みをおびてきました。
この時排気温度は575℃。

更に火力調整レバーを真下辺りまで絞ると

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炎は消え、スロートバッフル越しに触媒の赤い輝きがくっきり。
排気温度は更に上がって775℃。

若干レバーを戻し、エアーを少し取り入れると再び炎が現れました。

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すると排気温度は下がり675℃。

この状態でしばらく様子をみていると、

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炎が消えたりフワッと現れたりとオーロラのような炎が観察できました。

うっとり眺めていると、炎が消えている時間が長くなり・・・
いきなり、シュボッという音と共に炉内一面に炎が広がりました。

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可燃性のガスが充満し、僅かな空気によって爆発したのです。
いわゆるバックドラフトの現象です。

以前ファイヤーサイドに訪れた時に、松澤さんから空気を絞りすぎるとバックドラフトを引き起こしますよ、とアドバイスを受けたばかりでした。
取説にも、「一次燃焼室への空気を必要以上に遮断すると、二次燃焼室では処理できないほどの大量の未燃焼ガスによって、燃焼効率の低下や極度の過剰燃焼につながり、触媒やセラミックボックスを破損する原因になります。」とあります。また「空気は適度に供給し、炉内の炎は常に鮮やかに揺らめいている状態に保ちます。」とも書いてあります。

そうすると基本的にはオーロラの炎がでるような焚き方は良くないのでしょうか?
また、空気を絞るほど触媒の排気温度は上昇するようでしたが、これはなぜでしょう?
また分からなくなってきましたよ・・・。
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コメント

バックドラフト/フラッシュオーバー

たびたびこんばんわ(笑)

断続的にオーロラが出ているような焚き方はイイと思うんですよね。
絞りすぎてバックドラフト、、、フラッシュオーバーが起きてしまうと、説明書の通りになってしまうと思います。

エアーが減ると温度が上がるのは、単純に冷たい給気が減るからだと思うんですね。

アンコールやデファは炉内での一次燃焼、二次燃焼(オーロラ)、触媒での燃焼が、一次燃焼用の空気、二次燃焼の空気、と複雑に作用しあってるというのがまた魅力だと思うんですよね。

でも本当に…
よくあの瞬間撮れましたね!

2010/12/25 (Sat) 23:06 | firepit #VvUjooD2 | URL | 編集
firepitさんへ

ご親切にありがとうございます。

理屈に弱い人間がレポートを書こうとするから、ややこしくなってしまいます。
FA265の時はよくこんな感じで焚いていたのですが、デファイアントの場合は若干違うような感じがします。
空気が複雑に作用しあっているというのが何か神秘的ですね。

小爆発したのはバックドラフトというよりフラッシュオーバーなんでしょうか?それぞれ意味が違うんですよね。
撮影できたのは、たまたまです。

2010/12/26 (Sun) 00:12 | 写風人 #FMwsOtrU | URL | 編集

こんにちは。
こちらは、昨日のクリスマスに初雪を見て以来、今日もぼた雪(?)が舞って、冷え込んでいます。
温かそうですね!

それにしても、薪ストーブって奥が深いですね。
機種によっても扱い方が違うようですし...。
また、そこが面白いのかもしれませんね。

でも、やっぱり、オーロラは見たいですよね。


2010/12/26 (Sun) 12:59 | kaku2 #1wIl0x2Y | URL | 編集
kaku2さんへ

こんばんわ。
へぇ~、そちらは雪でしたか。
こっちも降ると思ってましたが、未だ雪を拝めないままです。やっぱり雪景色を眺めながら焚きたいですよね。

薪ストーブはこんな悩まなくても楽しめるんですけど、つい色々試したくなるんです。

2010/12/26 (Sun) 23:36 | 写風人 #ROS0Ati. | URL | 編集
はじめまして

こんばんは,いつも楽しく拝見しております.まだ薪ストーブ歴2年の初心者ですが,私もディファイアントユーザーですので詳細なレポートに興味深々です.

写風人さんのブログでその存在を知り,ファイヤーサイドの「触媒モニター」を購入して色々と試しております.
今回のレポにある現象を私も体験しており,空気を絞ったほうがよいのか(でも絞ると排気温度上昇),ある程度一次燃焼室に炎があったほうがよいのか(しかしグリドルは300℃オーバー気味),と試行錯誤の最中です.

美しい写真での情報を今後も宜しくお願いします.

2010/12/29 (Wed) 00:25 | Ish #- | URL | 編集
ishさんへ

はじめまして。
歯科医院の中にデファイアントがあるんですね。
しかも古民家ですか。いや~素晴らしいです。

私も薪ストーブ歴は長いといってもデファイントは新1年生ですから、色々悩みながら焚いています。
今年は薪を入れすぎずに、結構慎重に焚いていますが、1月には焚き方を変えてみようとも思っています。

「薪ストーブに欠かせないアイテムの紹介」楽しみにしています。

2010/12/29 (Wed) 01:06 | 写風人 #- | URL | 編集
触媒の温度

デファイアント、いいですね。触媒が見えるのが羨ましいです。
そうそう、天板の裏、アンコールはハニカムではないですね。設計が現行デファイアントより旧いからなのかな。

自分も以前はオーロラ現象が見たくて、バックドラフト気味で焚くことが多かったですが、同時に焦げ臭くもなるので今は意図的にはやらなくなりました。ダッチウエストは吸気口が前面に大きくあるので、特に臭いますよね。

それにしてもキャタリティック温度計。こいつを導入してからというもの、試行錯誤、悩みが増えましたよホント(笑)
すごい暴走していることが分かった。デジタルなので敏感ですからねぇ~
で、いろいろ試したんですがね、その内、記事にしようと思ってますが、結局、結論としては自分の薪の投入量に問題があったんじゃないかと思ってます。

2010/12/29 (Wed) 06:35 | 薪焚亭主人 #EBUSheBA | URL | 編集
薪焚亭主人さんへ

ありがとうございます。

たまに焦げ臭くなるのは、こういう焚き方をして炉内の匂いが外に出てくるからなんですね。

触媒温度計を付ける前は、それほど焚き方を気にしていませんでしたが、実際の数値をみるとなぜこんなに温度差があるんだろうと悩んでしまいます。私の場合は薪は2・3本しか入れませんが、投入してから早めにダンパーを閉じた時の方が触媒の温度は上がるようにみえました。
また、薪焚亭主人さんの記事を楽しみにしています。

2010/12/30 (Thu) 00:37 | 写風人 #- | URL | 編集
色々な炎が楽しめますよ

写風人さん、こんにちは。ダッチオーブンの記事ではずいぶん勉強させていただきました。私は触媒アンコールのユーザーで、薪焚亭さんのブログからやって来ました。触媒の温度は別な装置を使って、触媒の前後で比較しています。今、当地は真冬日で、触媒がガンガン働いています。

エアを絞ったときに触媒温度が上がるからくりは、一次空気が絞られて炉内が冷えなくなるからだと思います。以前は、酸素濃度が低く煙の濃度が高くなるほど触媒の効率が上がるのかなと思っていましたが、触媒の前段に置いた温度計の温度が上がっているのを見ると、「炉内が空気で冷やされないから」のほうが正解の様に思われます。

空気を絞りすぎるときの爆発はバックパフ、パフバック等とも呼ばれます。ストーブをいじっていると誰しもそこまで空気を絞ってみたくなるものだと思います。その手前で抑えると、短時間のオーロラを楽しめますが、空気を絞らずに実現出来る「炎のカーテン」の技もあります。これは薪を2本並行にオキの上に置くと、その間から上方に燃焼ガスが噴出してカーテン状になるものです。他の技としては、太い薪を1本横置きして、前方をアンダイアンに立て掛け、後方をオキで塞ぐと、ガラス側から薪に空気があたり、薪の下を後ろに通り抜けようとするが邪魔されるため、しかたなく燃焼ガスがガラスに向かってくる際中に着火するというものがあります。これは薪の手前にメラメラと帯状の炎が上がるので迫力があります。このように水平燃焼で後ろに流れようとする1次空気の流れを変えることで、色々な炎が楽しめますので、鬼火、オーロラで終わることなく、火の遊びを楽しんでください。

2011/01/06 (Thu) 12:33 | nnishi@小樽 #mQop/nM. | URL | 編集
nnishi@小樽さんへ

詳しいアドバイスありがとうございます。
薪焚亭さんやencoredさんのブログでよくお見かけし、HPも拝見しておりました。
触媒温度の記事も拝見し、随分参考にさせていただいています。

へぇ~、焚き方にもいろんな技があるんですね。
確かに薪の置き方によって炎が変化する事はしばしば経験しましたが、それも偶然そうなっただけですからね。
教えて頂いた技を意識的に試してみたいと思います。
また更に薪ストーブが面白くなりそうです。
ありがとうございました。

2011/01/06 (Thu) 22:43 | 写風人 #FMwsOtrU | URL | 編集

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