鳶口

桜に続いて樫が運ばれた裏山は、原木であふれています。

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これを両手で移動するのは大変ですが、意外とこの「鳶口」が役に立つんですね~。

地元の薪焚き仲間が「これは便利だよ。」って教えてくれた鳶口。
鳶口とは丸太や木材の移動や運搬に使われるもので、消防作業の時にも障害物の除去などに使われています。時代劇では火事になると町火消しが延焼を防ぐために、これで建物を引き倒しているシーンを目にしたことがあると思います。

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名前の由来は、そのまま。トビのクチバシの様な形をしていることから「鳶口」なのでしょう。
鋭い鉤でしっかり引っ掛かり、原木を移動したり角度を変えたりするのにかなり便利です。
非力な私が身体を張って原木を運ばなくても、鳶口を使えば片手でも移動できます。

ですがこの鳶口、どこのホームセンターや金物屋を探しても置いてありませんでした。
なんとかネットで見つけられましたが、木材にキズがつくことから最近は滅多に使われなくなったようですね。むしろキズがついても関係ない薪焚き人向きのツールですよ!

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木柄はハードメイプル材で手元にコブがつけられているので扱いやすくなっています。

まだまだ使いこなしていませんが、
使い慣れてこればかなり器用に木を遣り廻すことができるようになるんじゃないかな。
*このことから仕事をこなすことを「遣り回す」とも言うらしいです。

そういえば、薪ストーブのツールセットは今までほとんど飾りでしたが、
トップローディングのデファイアントになってからは、よく使うようになりました。

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特にこの「火搔き棒」は薪の位置を変えたり、潰して熾きにしたりと頻繁に使います。
なんとなく「鳶口」に似てませんか?

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