写風人の薪焚きLife

ここは極限られた者しか入店できない頑固食事処。

しかもメニューはひとつ。

行ってみなければ何が出されるか分からない。



調理器具は16mmの極厚鉄板のみ。

長く蓄熱された鉄板は、どんな料理も旨くなる。

しかし、厨房そのものは大したことはない。



一日一組しか対応できないことも、なるほど！と思える。

おっ、今度は肉を焼き始めた。



日本人が好みそうな高級霜降りではない。
（恐らくスーパーの安いステーキ肉に違いない・・・。）


・・・いつまでもこの調子では無理があるので、いつもの写風人に戻りましょう。

いかにも隠れ家的食事処のような言い回しでしたが、ここは弟の事務所。



厨房ならぬ、スタジオ片隅にある小さなキッチンです。

今日はたまたま昼食を作るというので、親父と共に食器持参で駆け付けました。



出来上がったのはチャーハンとステーキのワンプレート。

まぁ色々極意を聞かされましたよ。

まず、鉄板は30分以上熱しておくこと。



次にチャーハン。
冷やごはんはラップをかけずにチンして水分を飛ばす。
油はラードを使う。卵は半熟状態でごはんを一気に混ぜる。などなど・・・



ステーキはアメリカ産の安物ステーキ肉を瓶で叩く。
ラード・ニンニク・鷹の爪を炒め、その油で肉を焼く。
肉はシンプルに塩、コショーだけ。　　　　　　などなど・・・



そしてグリドルパッドを手にして、「鉄板の手入れはこうやってやるんや。」

なんだ、そうです・・・。

片やアメリカかぶれの親父は、



進駐軍からもらったというメスキットパンで気取って食べてるし・・・、

写風人親子は似たり寄ったりだと、改めて実感しました。

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